教育研修担当者にとって「社内研修をどの研修会社に依頼するか?」というのは、なかなか悩ましい問題です。
私も人事部に配属されてからは、前任者から研修会社を引き継ぎつつ、色んなセミナーに参加したり、他社の人事部の方に「良い研修会社しりませんか?」って聞きまくってました。
この記事では、私が実際に研修を委託し続けている会社を7つ紹介します。
どれも実力のある研修会社なので、まずはコンタクトを取って話を聞いてみることをおすすめします。
ウィル・シード
ウィル・シードさんは恵比寿にある研修会社で、特に入社1年目の若手から入社10年目くらいの中堅社員までの研修に強いです。
HPを見ていただければ分かりますが、多くの大手企業から研修を依頼されています。
(住友商事、花王、東京海上日動、サントリー、バンダイナムコなどなど…)
私自身も、若手の研修を企画するとなったら、まず最初に相談するのがウィル・シードさん。
とくに、「ビジネスシミュレーションSEED」という研修がウリです。
参加者が「国(チーム)」ごとに分かれて一定時間内でのアウトプット(売上)を競うビジネスシミュレーション型の学習プログラムで、戦略性や情報感度、意思決定力などさまざまなビジネスリテラシーを学べます。
コーチ・エィ(COACH A)
日本におけるコーチングの第一人者、伊藤守さんによって設立されたのがコーチ・エィさんです。
コーチング研修を企画するとなったら、真っ先に連絡すべき研修会社さんでしょう。
個人的にも、伊藤守さんの「3分間コーチング」は、コーチングの入門書として必読だと思っています。
オンラインセミナーも頻繁に開催しているので、まずはオンラインセミナーに参加するのがおすすめです。
マネジメントサービスセンター(MSC)
1966年に設立された老舗の研修会社さんで、かなり「固い」印象のある研修会社さん。
固い印象がある分、管理職以上に向けた研修では、いつも相談に乗ってもらっている研修会社さんです。
特に、昇進者や昇格者を選抜する「アセスメント研修」を実施するなら、マネジメントサービスセンター(MSC)さんが第一候補でしょう。
フィールド・マネジメント
戦略系コンサルタント会社から分社化してできたのがフィールド・マネジメントさんです。
設立背景から、会社ごとの実情に応じた研修提案をしてくれます。
割と新しい研修会社さんですが、営業担当者も講師も力のある人がそろっているので、社内に独自の課題がある場合には、コンタクトを取ってみてみるとよいでしょう。
セルム
かなり大きな研修会社さんで、2021年4月にJASDAQに上場しました。
大手なだけあって、様々なニーズに応えてくれるくれる研修会社さんですし、提携している講師の数も多いので、受講生の数が多い研修を企画するなら安心して任せられる研修会社さんです。
また、その分野の著名人を講演に招くといったことも相談に乗ってくれたりします。
コネクションは持っておきたい研修会社さんですね。
アルー
近年、急激に実績を伸ばし始めた印象のあるアルーさん。2018年にマザーズに上場しています。
実際に研修をお願いしてきましたが、研修テキストやコンテンツが洗練されています。
講師による研修内容のブレが少ない印象のある研修会社さんです。
セルムさんと同様に規模が大きいので、受講生の数が多い研修を企画するなら安心して任せられる研修会社さんです。
HRBC(エイチアールビーシー)
かなり規模が小さい研修会社さんですが、個人的に気に入っているのがHRBCさんです。
特に、武者修行研修という異業種交流ができる研修は秀逸です。
HRBCさんが取引のある企業の中から、業種・業界を越えたシナジー効果が生まれそうな組み合わせをコーディネイトしてくれます。
事前に相手企業がわかった状態で、研修の場で出会い、文化の違いを実感することで、お互いに新たな発見が得られるのは他の研修にはない特徴です。