この記事は、「光回線がVDSL方式のマンションに住むことになったんだけど、それならソフトバンクエアーの方がまだマシかな…?」と悩んでいる人に向けて書きました。
光回線と言えどもVDSL方式だと最大100Mbpsしか出ないので、一般的な光回線の1Gbpsの10分の1の速度しか出ません。
一方、ソフトバンクエアーは最大481Mbps(一部エリアで962Mbps)なので理論的にはVDSL方式の光回線より速いものの、スマホと同じ4G通信なので、使用環境や混雑状況などに左右されやすいです。
結論としては、ソフトバンクエアーは無料キャンセルができるので、まずはソフトバンクエアーを試してみよう、ということです。
- オンラインゲームをするなら、回線の安定性が大事なので、VDSL方式の光回線の方がおすすめ。
- サイト閲覧や動画視聴がメインなら、回線速度の出るソフトバンクエアーの方がすすめ。
- ソフトバンクエアーなら端末が到着してから8日間は無料キャンセルできるので、まずは自宅の環境でソフトバンクエアーを試してみるのが賢いネットの選び方。
ネット回線は、使う場所や環境次第で速度が驚くほど変わるので「実際に使ってみないと分からない」というのが難しいところです。
ソフトバンクエアーは工事不要で簡単にお試し利用ができるので、まずはソフトバンクエアーの使用感を確認するのがおすすめです。
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※端末到着から8日間は無料キャンセルが可能。
回線速度と月額料金を徹底比較!
まずはVDSL回線の光回線とソフトバンクエアーの比較です。
光回線は同じソフトバンクから提供されているソフトバンク光を取り上げて比較します。
ただ、いわゆる光コラボ(ドコモ光やSo-net光など)であれば、だいたい同じスペックになります。
項目 | ソフトバンク光(VDSL方式) | ソフトバンクエアー |
---|---|---|
回線速度 | 最大100Mbps | 最大481Mbps (一部エリアで962Mbps) |
月額料金 | 3,800円 | 4,880円 |
初期費用 | 2,000円または9,600円 | 0円 |
特徴 | 最大速度100Mbpsはかなりキツイ。ただ、安定はしている。 月額料金は安いが、初期費用として工事費用がかかる。 |
最大速度481Mbpsはかなり速い。ただ、環境や混雑状況により速度が変わるので不安定。 |
それぞれの項目ごとに詳しく見ていきます。
回線速度は一長一短。
VDSL方式の光回線とソフトバンクエアーを回線速度の面から比較すると、
- 回線の安定性を優先するVDSL方式の光回線
- 速度を優先ならソフトバンクエアー
という判断になります。
VDSL回線の方が安定度は高い。
一般的には光回線が一般家庭向けとしては最速回線ですが、VDSL方式に限っては、ハッキリ言って、速度は相当遅いです。
VDSL方式のマンションは、電柱からマンションまでは光ファイバー回線を引き込み、共用部から各部屋へはもともとある電話線(メタルケーブル)でインターネットの信号を流すタイプのマンションです。
VDSL方式のマンションは、光回線が普及する前に作られた建物です。
光ファイバーを通す配管がないため、共用部分まで光ファイバーを通し、そこから各部屋までは電話用のメタルケーブルが使われます。
メタルケーブルは光ファイバーより回線速度が出ません。
さらに、みんなで回線をシェアするので、回線速度が遅く、最大でも100Mbpsしか出ません。
一般的な光回線の10分の1くらいの速度になります。
ただ、物理的なケーブルを使ってネット回線が提供されるので、通信の安定度、レスポンスの良さはソフトバンクエアーより上です。
理論速度はソフトバンクエアーの方が速い。
ソフトバンクエアーは理論速度は最大481Mbps(一部エリアで962Mbps)とVDSL方式の光回線より速いです。
ただ、ソフトバンクエアーはスマホと同じ4G通信なので、使用環境や混雑状況などに左右されやすいネット回線。
特に、夜間などの多くの人がネットを使う時間帯だと遅くなることもあります。
https://twitter.com/NXYiQOhs6drmklH/status/1313817159659712512?s=20
https://twitter.com/RYO57219040/status/1315596169414799360?s=20
ソフトバンクエアーの回線速度が実際にどのくらい出るのかは、実際に自宅で端末に電源を挿して使ってみるしかありません。
月額料金は光回線の方が安い。
長い目で見ると、ソフトバンクエアーよりも光回線(マンションタイプ)の方が安いです。
ソフトバンクエアーは最初の1年間だけ1,080円割引で月額3,800円になりますが、大事なのは割引期間が終了した後の正規価格。
ソフトバンクエアーは月額4,880円です。
一方、ほとんどの光回線のマンションタイプは、だいたい月額3,800円です。
回線をマンションの住民でシェアする分、月額料金が安く抑えられています。
初期費用はソフトバンクエアーが工事費が無料で勝ち。
ネット回線を検討する時に、いちばんのハードルになるのが回線工事費用などの初期費用です。
ソフトバンクエアーは、スマホと同じ電波を使ってネット回線に接続するので回線工事がないため、工事費がかかりません。
(ただし、事務手数料として初月に3,000円かかります。)
一方、光回線は回線工事費がかかります。
回線工事費はプロバイダによって異なりますが、ソフトバンク光だとVDSL方式のマンションなら2,000円か9,600円になります。(マンションの回線状況によって異なります。)
ただ、ほとんどの光回線ではネット申し込みでキャッシュバックがもらえるキャンペーンがあるので、多くの場合はそれでカバーできます。
結論!VDSL方式の光回線とソフトバンクエアーはこう選ぼう!
VDSL方式のマンションに住んでいて、光回線にするかソフトバンクエアーにするか悩んでいるなら、次の判断軸で決めましょう!
- オンラインゲームをするなら、回線の安定性が大事なので、VDSL方式の光回線の方がおすすめ。
- サイト閲覧や動画視聴がメインなら、回線速度の出るソフトバンクエアーの方がすすめ。
VDSL方式の光回線でも、ソフトバンクエアーでも、条件が揃えば実用で下り30~50Mbpsも出ていれば恵まれている方です。
用途別に考えると、回線速度が必要になるのは動画視聴です。
およそ下り20~30Mbpsも出ていれば高画質動画が快適に閲覧できます。
ソフトバンクエアーであれば、だいたい20~30Mbpsは期待できることが多いです。
一方、オンラインゲームをするのであれば、回線速度よりも通信の安定度、レスポンスが重要です。
速度そのものは5~10Mbpsもあれば大丈夫ですが、速度よりもゲームのサーバーや他のプレイヤーとの正確で高速な応答が求められるようになります。
この点はVDSL方式の光回線の方が優れています。
ソフトバンクエアーから試すのが賢い選び方
ということで、用途別にVDSL方式の光回線とソフトバンクエアーのどちらが良いのかを整理しました。
しかし、いちばん賢いネット回線の選び方は、まずはソフトバンクエアーを試してみることです。
というのも、ソフトバンクエアーは端末が到着してから8日間は無料キャンセルできる『初期契約解除制度』という制度があるからです。
実際にソフトバンクエアーを使ってみて、速度面で不満があれば、理由を問わずに解約できます。
(ソフトバンクエアーは回線工事がないホームルーターなので、このような柔軟な制度があります。)
まずはソフトバンクエアーを使ってみて、平日夜間(特に夜10時頃)や休日などの混雑時間帯に、快適にネットを使えるか試してみましょう。
ソフトバンクエアーがダメなら、端末が届いてから8日以内にソフトバンクに連絡すれば無料キャンセルして、光回線に申し込みましょう。
※スマホとのセット割引「おうち割」も申請可。
※端末到着から8日間は無料キャンセルが可能。