「ADSLが終了するのでソフトバンクエアーに乗り換えようと思っています。どういう手順で乗り換えたらいいですか?」という質問をいただきました。
ということで、世界でいちばん分かりやすく、かつ、おトクにADSL回線からソフトバンクエアーに乗り換える方法をお伝えします。
ちなみに、スマホがソフトバンクまたはワイモバイルであれば、ソフトバンクエアーに乗り換えるとスマホのセット割引「おうち割」が適用されます。
ADSL回線からソフトバンクエアーへの乗り換え手順
ADSL回線からソフトバンクエアーに乗り換えるためにベストな手順は、次の5ステップです。
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STEP1ソフトバンクエアーに申し込むADSL回線の解約の前にソフトバンクエアーに申し込む。ネット申し込みがいちばんおトク。
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STEP2ソフトバンクエアーが到着したら通信状態をチェックするソフトバンクエアーは電波を使ってインターネットにつなぐため速度が不安定な場合がある。8日間は無料キャンセルできるので必ず確認しましょう。
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STEP3ADSL回線に解約連絡するADSL回線のサービスセンターに電話。違約金等の証明書をもらっておくことを忘れずに。
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STEP4ADSL回線の端末を返却モデムやスプリッタなどの端末をプロバイダ指定の返却先に郵送。
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STEP5ソフトバンクのキャッシュバック手続きADSL回線を解約するときにかかった違約金などのお金をキャッシュバックしてもらうための手続きを行う。
上記の手順の中でも、特に注意すべきポイントは次の2つです。
- ADSL回線の解約よりソフトバンクエアーの申込を先に行う。
- ソフトバンクエアーが届いたら、平日と土日の夜間の回線速度を確認する。
- ADSL回線の解約時に違約金等の証明書を発行してもらう。
→ADSL回線の解約にかかる違約金などのお金をソフトバンクに負担してもらえる。
上記の注意点も含めて、詳しく手順をお伝えしていきます。
ステップ1:ソフトバンクエアーに申し込む
ADLS回線からソフトバンクエアーに乗り換える場合、まずはソフトバンクエアーに申し込むことからスタートです。
ADSL回線を先に解約しないように注意してください。
ソフトバンクエアーは下り最大962Mbpsの高速回線をウリにしていますが、環境に大きく左右され、実際には遅いこともけっこうあります。
後ほど説明しますが、端末が届いてから8日間は無料キャンセルできるので安心してください。
ソフトバンクエアーの申込ですが、家電量販店やソフトバンクショップではなく、次のネット窓口から申し込みをしましょう。
ソフトバンクエアーが開通すれば、30,000円のキャッシュバックが無条件でもらえるのでいちばんおトクです。
上記のサイトから申し込むと申し込みの意思確認の電話がかかってきます。
その際、ADSL回線からの乗り換えであることをオペレーターに伝えてください。
そうすれば、スムーズに乗り換えができるように手配を進めてくれます。
ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを使っている場合、スマホとのセット割引を適用できます。
こちらの申込画面の途中に利用中の携帯電話会社を選択する欄と、携帯とのセット割を希望する欄があるので、ソフトバンクまたはワイモバイルを使っていれば、必ずチェックしておきましょう。
ステップ2:ソフトバンクエアーの回線速度をチェックする
ソフトバンクエアーに申し込みをして1週間くらいでAirターミナルという通信端末が自宅に届きます。
佐川急便の配達員から通信端末(Airターミナル)を受け取ったら、すぐにコンセントに挿してインターネットに接続しましょう。
ソフトバンクエアーは電波を使ってインターネットにつなぐので、回線工事なしですぐにネットにつながります。
コンセントに挿してインターネットに接続したら、下記のサイトにアクセスして回線速度をチェックしましょう。
回線速度を調べる → こちら
ソフトバンクエアーの回線速度のチェックは、1回だけでなく何回かに分けて実施しましょう。
特に、平日の18時~23時や土日でも速度が出るか試してみてください。
回線速度の目安は次のとおりです。
用途 | 望ましい回線速度 |
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メールやライン | 128kbps~1Mbps |
Webサイトを閲覧 | 1Mbps~5Mbps |
動画(HD) | 5Mbps~15Mbps |
動画(4K) | 20Mbps~25Mbps |
もし、回線速度の測定結果が遅かったり、実際に動画を見てみて固まったりして、「ソフトバンクエアーは使えないない。」と思ったら、下記の手順で無料キャンセルできます。
ソフトバンクエアーは使用開始してから8日以内であれば無料キャンセルできます。
厳密には、初期契約解除制度といい、佐川急便の配達員からAirターミナルを受け取った日を初日とする8日間は利用者側のみの都合で契約を解除できます。
(ソフトバンク側は配達記録で判断しています。)
無料キャンセルは、下記のフリーダイヤルに電話で連絡します。
【ソフトバンクエアーサポートセンター】
0800-1111-820(通話料無料)
受付時間:10:00~19:00
本人確認は、氏名、連絡先の電話番号、生年月日の3つの情報を伝えれば大丈夫です。
キャンセル理由を聞かれますが、「期待していた速度が出なかった。」と伝えるだけで大丈夫です。
その後、案内にしたがって通信端末を返却すれば無料キャンセル完了です。
ステップ3:ADSL回線に解約連絡する
ソフトバンクエアーが自宅で使えることが確定したら、ADSL回線の回線事業者とプロバイダに解約の連絡を入れます。
ほとんどのADSL回線ではネットでの解約はできず、電話が必要です。
解約の窓口は、Googleで「ヤフーBB 解約」のようにADSLの回線事業者名と解約の2語を入れれば出てきます。
オペレーターから「ADSL回線を解約すると解約清算金(違約金)、工事費の残債が発生します。」と言われますが、気にしなくて大丈夫です。
ステップ5で説明しますが、ソフトバンクエアーのあんしん乗り換えキャンペーンでADSL回線の違約金など、解約にかかるすべてのお金をソフトバンクが負担してくれます。
ソフトバンクへのキャッシュバック申請の際に証明書が必要になるので、このタイミング「解約にあたってかかるお金について証明できる書面を発行してください。」とお願いしておくと、後々の手続きが楽になります。
ステップ4:ADSL回線の端末を返却
ADSL回線を解約したら、モデムやスプリッタなどの端末を所定の返却先に返却しましょう。
これでADSL回線の解約手続は終わりです。
ステップ5:ソフトバンクエアーのキャッシュバック手続き
最後に、ソフトバンクエアーのキャッシュバックの申請手続きをします。
申請するのは、ソフトバンクエアーのあんしん乗り換えキャンペーンです。
あんしん乗り換えキャンペーンは、ADSL回線を含む他社回線からソフトバンクエアーに乗り換えた場合、違約金や撤去工事費を満額還元してくれるキャンペーンです。
要は、「ADSL回線の解約にかかったお金」をソフトバンクが全部負担しますよ、というキャンペーンです。
このキャンペーンの申請をすることで、実質的に負担なしでADSL回線からソフトバンクエアーに乗り換えることができます。
ADSL回線の種類によって異なりますが、多くのADSL回線は「2年縛りの自動更新契約」です。
2年に一度の契約更新月以外で解約すると違約金がかかります。
(逆に言うと、違約金なしで解約できるタイミングは2年に一度しかないので、解約するときには違約金がかかる、と思っておいた方がよいです。)
金額は回線の種類やプランによって異なりますが、5,000円~10,000円くらいかかることが多いです。
申請方法ですが、ソフトバンクエアーが開通してから5ヵ月以内に「元々使っていたADSL回線の接続事業者やプロバイダから発行してもらった違約金等の証明となる書類」を専用ウェブページにアップロードすればOKです。
詳しい手続きの方法は、こちらから申し込んだ後にかかってくる意思確認の電話の時に「他社回線からの乗り換えなので、キャッシュバックを受けたいです。」と伝えれば手続きを丁寧に教えてくれます。
ソフトバンクエアーへの乗り換えで知っておきたいこと
ADSL回線からソフトバンクエアーに乗り換えるにあたって、ぜひ知っておいていただきたいことは次の3点です。
- スマホとのセット割引は申請が必要
- 分割購入かレンタルかは2年半以上使うかどうか
- ネット申し込みすべき
では一つずつ詳しく説明していきます。
スマホのセット割引は申請が必要
ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使っている場合、セット割引「おうち割」が適用できます。
ソフトバンクなら毎月1,000円、ワイモバイルなら500円~1,000円(プランによります)
このおうち割を適用する場合、ソフトバンクエアーに申し込む時に「ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを使っていること」を申請する必要があります。
申請といっても難しいことはありません。
ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを使っている場合、スマホとのセット割引を適用できます。
こちらの申込画面の途中に利用中の携帯電話会社を選択する欄と、携帯とのセット割を希望する欄があるので、ソフトバンクまたはワイモバイルを使っていれば、必ずチェックしておきましょう。
これで、あとはおうち割の適用手続について担当者が詳しく案内してくれます。
おうち割は最初に申請さえしてしまえば、ずっと割引が効くものです。
手続きに漏れがないようにしましょう。
分割購入かレンタルかは2年半以上使うかどうか
ソフトバンクエアーに申し込みをした後に、申し込みの意思確認の電話がかかってきます。
その際に、通信端末(Airターミナル)を分割購入するかレンタルにするかを確認されます。
目安としては、2年半以上使う予定なら分割購入、2年半未満の見込みならレンタルの方が安くなります。
ネット申し込みすべき
すでにこの記事の中でも書いていますが、ソフトバンクエアーへの申し込みは家電量販店やソフトバンクショップではなくネット申し込みにしましょう。
開通すれば無条件で30,000円のキャッシュバックがもらえるからです。
もちろん、あんしん乗り換えキャンペーンによるADSL回線の違約金のキャッシュバックも受け取ることができます。
家電量販店やソフトバンクショップで申し込むメリットは何もありません。
「ソフトバンクエアーをどこで申し込むべきか?」ということについては、下記の記事にまとめています。
まとめ
これでADSL回線からソフトバンクエアーに乗り換える手順は完璧です。
最後に、特に重要なポイントをお伝えします。
- ADSL回線を解約する前に、ソフトバンクエアーに申し込む。
- ソフトバンクエアーに申し込むときには家電量販店やソフトバンクショップではなく、ネットで申し込む。(30,000円のキャッシュバックがもらえます)
- ネット申し込みの際に、ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを利用していることを申請する。(画面上でスマホ会社を選ぶところがあります。)
- ADSL回線を解約するときに違約金の証明書の発行を依頼する。
- ソフトバンクエアーが開通したらあんしん乗り換えキャンペーンを申請する。
この記事の手順でスムーズに乗り換えることができるので、今すぐ申し込みをしちゃいましょう!
もしこの記事の中で疑問点などがあれば、コメント欄からご連絡ください。