NURO光

【NURO光】賃貸アパートの大家さんから許可をもらう5つのポイント

賃貸アパートNURO光を導入する場合、大家さんの許可をもらうというハードルがあります。

NURO光の回線工事は、電柱から自分の部屋に独自の光ケーブルを引き込むことから、事前に大家さんの許可をもらう必要があります。

大家さんに許可をもらうときには、工事内容をきちんと伝え、理解してもらうことが重要です。

回線工事が終わった後に「こんな工事だとは思っていなかった!」と大家さんに言われてトラブルになることは避けなければなりません。

この記事では、賃貸アパートの大家さんからNURO光の工事の許可をもらうための5つのポイントをお伝えします。

ドラゴ
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この記事を踏まえて大家さんに説明すれば、NURO光の工事の許可をもらえる確率がグッと上がりますよ。

NURO光の工事概要を理解しましょう。

ドラゴ
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大家さんにNURO光の工事内容を伝えるために、まずはNURO光の工事内容の概要を理解しておきましょう。

NURO光の申込から開通までの流れは次の5ステップです。

他の光回線と異なるのは、2回の回線工事が必要なところ。

  1. 宅内工事:室内に光ケーブルを配線し、ONU(通信端末)を設置する。
  2. 屋外工事:近くの電柱から光ケーブルを引き込む。

宅内工事とも屋外工事とも、立ち会いが必要です。(家族や友人でもOK)

申し込みから開通まではだいたい1~2ヶ月かかります。

NURO光の回線工事の概要が下の図です。

アパートにNURO光を導入する際の工事概要。

 

宅内工事と屋外工事に分けて、工事内容をお伝えします。

「宅内工事」は光キャビネットの取り付けがポイント。

NURO光の1回目の工事は「宅内工事」で、以下の4つの作業を行います。

【1回目の回線工事(宅内工事)】

  1. 光キャビネットの取り付け
  2. 宅内への光ケーブルの引き込み
  3. 光コンセントの取り付け
  4. 光コードの配線とONUの設置

ここでポイントになるのは①光キャビネットの取り付けです。

光キャビネットとは、光ケーブルを収納する箱のこと。

この光キャビネットを壁に取り付ける際には、ビス留めを行います。

ビス留めの際は、外壁にビスを留めるための穴を開ける必要があります。

ビス留めは全部で3か所で穴の大きさは3~4mm程度です。

ビス留めを行う際には、防水処理も行いますが、外壁に穴を開ける点は大家さんにきちんと説明しなければいけません。

ただ、大家さんは建物に傷がつくことを嫌がります。

基本的にビス留めが推奨されますが、「どうしてもビス留めで家の壁に穴を開けたくない。」という場合には、両面テープで作業をしてもらうことができます。

他の作業では、建物に傷をつけることはありません。

「屋外工事」は光ケーブルの引き留めがポイント。

NURO光の2回目の工事は「屋外工事」で、以下の2つの作業を行います。

【2回目の回線工事(屋外工事)】

  1. 電柱から光ケーブルを引き込む
  2. 光キャビネットにつなげ、光ケーブル同士を接続

屋外工事に関しては、基本的に建物を傷つけることはありません。

ただし、「①電柱から光ケーブルを引き込む」という作業の際に、場合によっては外壁にビス留めをする必要があります。

ビス留めが必要な場合とそうでない場合の違いは、「建物にすでに引き留め金具が設置されているかどうか」です。

すでに引き留め金具が設置されている場合はそれを利用するので、新たな引き留め金具を設置するためのビス留めは必要はありません。

一方、引き留め金具が設置されていない場合はビス留めが必要で、建物の外壁に2~4ヶ所行います。

NURO光でなくても、フレッツ光などの光回線がアパートのどこかの部屋で使われている場合には、引き留め金具が設置されているはずです。

大家さんにNURO 光の導入許可をもらう4つのコツ

ドラゴ
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ここから、「どのように大家さんに伝えれば安心して工事内容を理解してもらって、許可をもらえるか」というポイントを説明していきます。

賃貸アパートにNURO光を導入する際に、大家さんが嫌がることは以下の2つです。

【大家さんが心配する2つのこと】

  • アパート(建物)に傷が付くこと
  • 近隣住民に迷惑がかかる工事がされること

つまり、上記の2点に関してきちんと説明し、大家さんの不安を払拭できれば、工事の許可を得られる可能性はぐっとアップします。

細かい交渉のポイントもありますが、上記2点を押さえておくことが重要です。

そのうえで、次の5点を踏まえて説明すれば工事許可をもらいやすくなるでしょう。

大家さんに許可をもらう5つのポイント
  1. 工事ではなく作業と伝える。専門用語を使わない。
  2. ソニーとNTTのグループ会社が作業をすると伝える。
  3. ビス留めではなく両面テープで取り付けられることを伝える。
  4. 大家さんなど第三者の立ち合いも可能と伝える。
  5. 退去する際に撤去することを伝える。

では、一つずつお伝えしていきます。

①工事ではなく作業と伝える。専門用語を使わない。

大家さんには、「NURO光の工事の許可をください。」ではなく、「インターネット回線を部屋に引き込むための作業をしてもよろしいですか?」と聞きましょう。

「工事」と聞くと、壁に穴を開けたり、建物の大がかりな改造をしたりするという印象を与えてしまう恐れがあるからです。

また、「光キャビネットを取り付けます。」のような専門用語ではなく、「インターネット回線のケーブルを収納する箱を取り付けます。」と伝えるようにしましょう。

専門用語を使うと難しい工事をする印象を与えます。

とにかく、大家さんには大掛かりな工事をするわけではないという点を理解してもらうことが大事です。

ちなみに、作業時間は30分~1時間程度なので、その点も一緒に伝えると安心してもらえるでしょう。

また、工事の際は騒音の心配もありませんので、そちらも合わせて伝えるようにしてください。

②ソニーとNTTのグループ会社が作業をすると伝える。

1回目の工事(宅内工事)はSo-net、2回目の工事(屋外工事)はNTTから委託された作業員が担当します。

ここは、大企業の名前を借りましょう。

(So-netはソニーグループの会社です。)

ソニーもNTTもネームバリューは大きいので、「ソニーとNTTのグループ会社が作業をします。」と伝えるだけで安心してもらえます。

③ビス留めではなく両面テープで取り付けられることを伝える。

光キャビネットの壁への取り付けは基本的にビス留めが推奨されますが、「どうしてもビス留めで家の壁に穴を開けたくない。」という場合には、両面テープで作業をしてもらうことができます。

上記ように、ビス留めをせずにNURO光の回線工事をすることもできます。

回線工事の際に作業員に「壁にビス留めをしたくないので、両面テープでお願いします。」と伝えればOKです。

大家さんにも、「後から簡単にはがせる両面テープを使うのでご安心ください。」と伝えましょう。

④大家さんなど第三者の立ち会いも可能と伝える。

NURO 光の開通作業には、大家さんの立ち会いも可能です。

工事は2回に分けて行われますが、どちらの工事にも大家さんが立ち会えます。

大家さんが立ち会うことについて、NURO光側に事前報告の必要はありません。

工事の日時を大家さんに伝え、大家さんに作業時に立ち会いが可能であることを伝えましょう。

「立ち会ってもOK」と言われるだけで安心する大家さんも多いです。

⑤退去する際に撤去可能であることを伝える。

大家さんに対して、「自分の退去時にNURO光の設備を撤去できる」ということを伝えることも大切です。

撤去の際、NURO 光の工事業者にお願いすれば壁についてしまった傷の補正を行ってもらえるため、部屋を入居前の状態に戻すことができます。

この点も、大家さんの安心感アップにとって大きなポイントです。

退去する際にNURO光の設備を撤去する際には、撤去費用がかかる場合があります。

NURO 光の撤去工事は、希望者のみに行っている有償サービスで、料金は10,000円(税抜)です。

まとめ

賃貸アパートNURO光を導入するために大家さんの許可をもらうには、NURO光の工事の概要を理解したうえで、以下のポイントを押さえて大家さんに説明することが重要です。

大家さんに許可をもらう5つのポイント
  1. 工事ではなく作業と伝える。専門用語を使わない。
  2. ソニーとNTTのグループ会社が作業をすると伝える。
  3. ビス留めではなく両面テープで取り付けられることを伝える。
  4. 大家さんなど第三者の立ち合いも可能と伝える。
  5. 退去する際に撤去が可能であることを伝える。

大家さんが気にするのは、「アパート(建物)に傷が付かないか」「近隣住民に迷惑がかからないか」です。

その心配がないことを伝えれば、工事の許可をもらいやすくなります。

後々のトラブルにスムーズにNURO 光の導入を進めていくためにも、大家さんに「わかりやすい形」で伝えるようにしましょう。