NTTフレッツ光からドコモ光への乗り換え手順と3つの注意点｜転用すれば違約金や工事費は無料

この記事は、「フレッツ光からドコモ光に乗り換えたい。できる限り早く、そして安く乗り換えたい！」という人に向けて書きました。

 

この記事では、フレッツ光からドコモ光に、いちばんお得に、いちばんスムーズに乗り換える手順を紹介しています。

 

 

スマホがドコモであれば、今すぐドコモ光に乗り換えたほうが良いです。

 

スマホとのセット割引があり、通信費が必ず下がるからです。

 

ちょっと手間はかりますが、一回手続きをしてしまえば、毎月の通信費が安くなります。

 

 

フレッツ光からドコモ光への乗り換えの概要

そもそも、「フレッツ光とドコモ光って同じNTTの光回線で、同じものなんじゃないの？」と思われるかもしれませんが、まったくの別モノです。

 

まず、提供している会社が違います。

 

• フレッツ光：NTTが提供
• ドコモ光：ドコモが提供

 

「ドコモもNTTでしょ？」と思うかもしれませんが、ドコモはNTTの子会社ではありますが、違う会社です。

 

ドコモ光はNTTの光回線を借りてサービスを提供する『光コラボ』の1つです。

 

NTTフレッツ光とまったく同じ光回線を利用しながら、NTTの子会社であるドコモが『ドコモのブランド』として提供しています。

 

 

ドコモ光はフレッツ光と同じ回線を利用していますが、ドコモ光というブランドで展開することで、ドコモ携帯とのセット割引などの独自サービスを提供しています。

 

フレッツ光からドコモ光の乗り換えは『転用』という手続きを行えば、回線工事費や違約金など無しで乗り換えができます。

 

 

転用にかかる費用はドコモ光に支払う契約事務手数料の3,000円だけです。

 

フレッツ光からドコモ光への乗り換え手順

ドコモ光はフレッツ光のNTT回線と同じ回線を使って提供されているため、

• 回線工事なし
• 回線工事費なし
• 不通期間（ネットがつながらない期間）なし

で乗り換えられます。

 

ちなみに、フレッツ光はNTT東日本とNTT西日本がそれぞれ提供していますが、サービス内容はほぼ同じですし、ドコモ光への乗り換え手順もまったく同じなので、この記事では『フレッツ光』で統一します。

 

ドコモ光へは最短8日程度で乗り換えることができます。

 

フレッツ光からドコモ光に乗り換えるためにベストな手順は、次の７ステップです。

 

 

「７ステップもあるのか…」とビックリしてしまうかもしれませんが、一つひとつの作業はそんなに難しくありません。

 

それではいきましょう！

ステップ１：転用承諾番号を取得

フレッツ光からドコモ光に乗り換えるには、フレッツ光から『転用承諾番号』を発行してもらう必要があります。

 

要は、フレッツ光から「他の光回線事業者に転用することの承諾をもらう」ということです。

 

転用承諾番号は、WEBで取得する方法と電話で取得する方法があります。

 

WEBだと夜でも手続きが可能なので便利です。

 

 

なお、転用承諾番号を取得するには、下記4つの情報が必要です。

 

 

フレッツ光から発行された転用承諾番号の有効期間は発効日を含めて15日間です。

 

発行してもらったらすぐにドコモ光に転用を申し込みましょう！

 

ステップ２：ドコモ光に申し込む

続いて、ドコモ光に申し込みます。

 

ドコモ光の申し込みは、WEB申し込み→折り返しの電話で内容確認、という流れです。

 

WEB申し込みをする。

ドコモ光への申込ですが、家電量販店やドコモショップではなく、こちらのネット窓口から申し込みをしましょう。

 

ここから申し込むだけで最大20,000円のキャッシュバック&Wi-Fiルーター無料レンタルになり、いちばんおトクです。

 

 

申し込み手順は簡単です。

 

画面の上の方にある「お申し込み」ボタンから氏名・電話番号・住所などを入力するだけです。

 

 

いちばん重要なのは、電話番号にドコモ携帯の番号を入力するということ。

 

ここにドコモ携帯の電話番号を入力することで、ドコモ携帯とドコモ光の契約がひも付いて、セット割が適用されます。

 

ドコモ光の申し込みはWEBだけでは完結せず、担当者からの折り返しの意思確認の電話が必要です。

 

電話が取れる日時を選択しましょう。

 

折り返しの電話で内容を確認する。

上記のサイトから申し込むと、希望した日時に意思確認の電話がかかってきます。

 

ドコモ光の申し込みはWEBでは完結せず、申し込み意思確認の電話をもって申し込みが完了します。

 

電話での確認内容は下記のとおりです。

 

 

ちなみに、上記の電話が終わったら、別のスタッフからもう一度電話がかかってきて、重要事項についての説明がきちんとされているか確認されます。

 

これでドコモ光の申し込みは完了です。

 

ステップ３：【重要】プロバイダを解約

NTTのフレッツ光とは別にプロバイダの解約をしなくてはなりません。

 

プロバイダの解約は、NTTが自動的にやってくれるのではなく、自分でやらなければならない点に注意してください。

 

もしプロバイダの解約をし忘れると、500円～1,000円程度の月額料金をずっと支払うことになってしまいます。

 

すわなち、

So-net光ならSo-netに、
OCN光ならOCNに
ぷらら光ならplalaに
ビッグローブ光ならBiglobeに
@nifty光ならniftyに

解約の連絡をする必要があります。

 

プロバイダの解約については、ドコモ光に転用承諾番号の電話をした時にも案内があります。

 

必ず忘れずにプロバイダの解約手続きを進めましょう！

 

主なプロバイダの解約の手続き方法と連絡先は下記の開閉パネルにまとめましたので参考にしてください。

 

 

ステップ４：Wi-Fiルーター無料レンタルの申し込み

次にやることはWi-Fiルーターの無料レンタル申し込みです。

 

GMOとくとくBBから申し込むメリットの一つがWi-Fiルーターの無料レンタル。

 

これで自宅にWi-Fi環境が作れるので必ず申し込みましょう！

 

開通日の調整が終わったら、スマホに「Wi-Fiルーターの申込みはこちら」というリンクが付いたショートメッセージ（SMS）が届きます。

 

ログインして手続きを進めればWi-Fiルーターが届きます。

 

 

時期によっても違いますが、3～4種類くらいのルーターから選ぶことができます。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

 

 

ステップ５：回線の切り替え

フレッツ光からドコモ光への転用の場合、基本的に回線工事なしで切り替わります。

 

回線の切り替え日がドコモ光から連絡があるので、自動的にフレッツ光からドコモ光に切り替えが行われます。

 

ただ、何らかの事情で回線工事が必要な場合は、その旨の連絡があるので、下記のサービスセンターに電話して自分で回線工事日を調整します。

 

 

ステップ６：フレッツ光の機器を返却

フレッツ光から機器をレンタルしている場合、NTTに機器を返却する必要があります。

 

フレッツ光との契約形態によりますが、ONU（回線終端装置）やホームゲートウェイ、無線LANカードなどです。

 

解約月の翌月にNTTから返却キットが送られてくるので、レンタルされていたルーターや無線LANカードなどを封入してNTTに返却しましょう。

 

どの端末を返却する必要があるのかは返却キットの中に案内があるので、それを確認してください。

 

なお、ドコモ光への転用の場合、フレッツ光の光回線をそのまま使うため、回線の撤去工事はありません。

 

ステップ７：ドコモ光のキャッシュバック手続き

ドコモ光が開通してから4ヶ月後に、新規で作成される基本メールアドレスにキャッシュバックの申請手続きの案内が届きます。

 

自分がいつも使っているメールアドレスではなく、GMOから発行されたメールアドレスに届く、という点に注意が必要です。

 

そのメールの案内にしたがって、キャッシュバック特典の振込み先の銀行口座を指定すればOKです。

 

 

キャッシュバックは振込先を登録した翌月の末日に、銀行口座に振り込まれます。

 

 

 

ドコモ光に乗り換えるといくら安くなるのか？

 

実は、フレッツ光からドコモ光に乗り換えたとしても、光回線の料金は下がりません。

 

ただ、スマホ料金にセット割引が適用されて、トータルの通信費が下がります。

 

また、ｄポイントがもらえるのもおトクにできるポイントです。

 

『ドコモ光セット割』でスマホ代が割引になる。

ドコモケータイを使っていてドコモ光に乗り換えれば、『ドコモ光セット割』が適用されます。

 

特にギガプランにしている場合、1台当たり1,000円の割引が適用されるのが大きいです。

 

（ガラケーではなくスマホの場合、ほとんどの人がギガプランにしているはずです。）

 

しかも、家族のスマホも全員割引になります。

 

2人家族なら2,000円割引、3人家族なら3,000円割引になります。

 

フレッツ光からドコモ光に乗り換えるだけで通信費が安くなるのは、長い目で見ると大きな節約になります。

 

dカード GOLDで支払えばｄポイントがめちゃ貯まる。

これはおまけですが、ドコモの支払いをdカード GOLDにすれば、利用料金の10%のｄポイントが貯まります。

 

ドコモ光の支払はドコモケータイとの合算請求になります。

 

そのドコモの支払方法をdカード GOLDにするだけでポイントが10％貯まります。

 

ドコモ光への乗り換えでかかる費用

 

フレッツ光からドコモ光への転用の場合、NTTには一切、お金を払うことはありません。

 

ただし、OCNや@niftyなどのプロバイダからは最大で5,000円くらいの違約金等の請求があります。

 

ドコモ光には初月に事務手数料3,000円を支払うことになります。

 

しかし、キャッシュバックが20,000円もらえるので、手元には17,000円くらいが残ることになります。

 

 

ドコモ光に乗り換えるときの3つの注意点

フレッツ光からドコモ光に乗り換えるにあたって、ぜひ知っておいていただきたい注意点は次の3点です。

 

 

では一つずつ詳しく説明していきます。

①プロバイダ特典のスマホ割引はなくなる。

プロバイダの独自特典でスマホ割引がされている場合、その特典はなくなります。

 

たとえば、OCNをプロバイダに選んでいる場合は、OCNモバイルONEというドコモ回線の格安SIMの月額料金がスマホ1台につき月額200円割引になります。

 

ドコモ光に乗り換える際にOCNを解約すると、当然、このスマホ割引はなくなります。

 

しかし、フレッツ光からドコモ光に乗り換える人のほとんどは、スマホがドコモのはずです。

 

そもそも、スマホがドコモでなければ、ドコモ光に乗り換えるメリットはありません。

 

そのままフレッツ光を使い続けましょう。

②プロバイダの最終利用月は日割りされないことがある

フレッツ光を提供しているNTTは、最終利用月の利用料金を日割りしてくれます。

 

しかし、プロバイダの解約月の料金は、日割りで支払うパターンと、月割りで支払うパターンの2種類があります。

 

しかし、多くのプロバイダは日割りになりません。

 

プロバイダの月額料金は500円～1,000円なのでそこまで大きな金額ではありませんが、少しでもおトクに乗り換えたい、という方はドコモの担当者に「ドコモ光への切り替えはできる限り月末で調整してください。」と伝えましょう。

 

③ネット申し込みすべき

すでにこの記事の中でも書いていますが、ドコモ光への申し込みは家電量販店やドコモショップではなくこちらのページからネット申し込みしましょう。

 

家電量販店やドコモショップで申し込むとキャッシュバックは一切もらえないので注意してください。

 

まとめ

これでフレッツ光からドコモ光に乗り換える手順は完璧です。

 

最後に、特に重要なポイントだけお伝えします。

 

 

フレッツ光からドコモ光への転用は、回線工事もなく、回線工事費もかからず、不通期間（ネットがつながらない期間）もありません。

 

もしドコモやワイモバイルのスマホのユーザーであれば、ちょっとした手間をかけるだけで、トータルの通信費が安くなります。

 

正直、乗り換えない理由はないので今すぐ乗り換え手続きを進めましょう！