引越しをしたマンションの近くにイオンスタイルがあるのでイオンカードを作りました。
イオンで買い物をするならイオンカードで支払う方がだんぜんおトクだからです。
ただ、イオンカードはとても種類が多くてどのカードにすべきなのかが分かりづらかったので、どのカードがよいのかを比較、検討した結果をまとめました。
- イオンカード(WAON一体型)がベスト。
- イオンカードセレクトはクレジットカードの引き落としがイオン銀行のみになり、とても不便なのでやめておくべき。
- イオンSuicaカードも人気はあるが、クレジットカードの有効期限が来たらSuicaごとカードを交換する必要があるので不便。
- ディズニーやトイ・ストーリーのデザインカードはかわいいが、機能面では優位性なし。
「イオンカード おすすめ」とか「イオンカード どれがいい」で検索すると、ほとんどのサイトでイオンカードセレクトをおすすめしていますが、本当にイオンカードを使っているのか疑問です。
イオンカードの種類は60種類もある。
イオンカードは60種類近くのカードがあり、いざ作ろうと思っても「どれがいいのか分からない。」「何がどう違うのか分からない。」と思う人がほとんどです。
ただ、デザイン面やマイナーな特典ではなく、機能面で比較検討するに値するのは次の3種類だけです。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
イオンカードセレクト | クレカ、WAON、イオン銀行の3つの機能を持つ。 | ポイント二重取り | イオン銀行からしか引き落としができない |
イオンカード(WAON一体型) | クレカとWAONの2つの機能を持つ。 | イオン銀行以外の銀行からも引き落とせる。 | ポイント二重取りができない。 |
イオンSuicaカード | クレカ、Suicaの2つの機能を持つ。 | ときめきポイントをSuicaに交換可。 | WAONが使えない。 |
上記3種類の他にも、ミッキーマウスやトイストーリーなどのデザインをしたカードや特殊な特典が付いたカードもありますが、「イオンで使うカード」としては、機能面で選ぶ理由はありません。
では、詳しく見ていきましょう!
【結論】イオンカード(WAON一体型)がベスト
イオンカード(WAON一体型/通常デザイン)は、クレジットカードに加えて電子マネーのWAONの2つの機能があるイオンカードです。
(WAONというのは、イオンが発行している電子マネーです。関東ならSuicaでの支払いをしたことがある方も多いと思いますが、あれのイオン版です。)
このイオンカード(WAON一体型)が優れているのは、イオン系列での特典を受けつつ、引き落とし銀行口座をイオン銀行ではない自分のメインバンクにすることができるところです。
- イオン系列のお店で支払えば、ポイント還元率が2倍(1.0%)になる
- 毎月20日と30日にはイオンカードで支払えば5%オフになる
- 毎月5日、15日、25日はWAONで支払えばWAONポイントが2倍
- 毎月10日はポイント還元が5倍の2.5%
- イオンでぴゅあウォーターが無料でもらえる
近くにイオンがあって、イオンで日常的に買い物をするのであれば、イオンカードで支払うだけでおトクになります。
それでいて、イオンカードセレクトのように引き落とし銀行口座をイオン銀行にしなくてもよいので、毎月、自分のメインバンクからイオン銀行にお金を移す手間もありません。
デメリットは、イオンカードセレクトのようにWAONのオートチャージの際にポイント付与されないので、ポイント2重取りができないところ。
ただ、0.5%分しか違わないので、そんなに大きな差ではないかなと思います。
繰り返しになりますが、イオンカードに申し込むならイオンカード(WAON一体型)がベストです。
イオンカードセレクトは使いづらい
イオンがいちばん推してくるイオンカードがイオンカードセレクトです。
クレジットカード、電子マネーのWAONに加えて、イオン銀行のキャッシュカードという3つの機能を持つのがイオンカードセレクトです。
さまざまなサイトで「イオンカードの中ではイオンカードセレクトがいちばんおトク。これ一択!」と書かれていますが、多くの人にイオンカードセレクトはオススメできません。
なぜなら、クレジットカードの引き落としがイオン銀行しか指定できないから。
このデメリットが大きすぎるんです。
イオンカードセレクトに申し込んだら、同時にイオン銀行の口座が開かれ、そのイオン銀行の口座から利用分が毎月、引き落とされることになります。
つまり、毎月、イオンカードの引き落とし額をWEBで確認して、自分がメインで使っている銀行口座からイオン銀行にお金を振り替える必要があります。
とてつもなくめんどくさい。
ちなみに、イオンカードセレクトが他のイオンカードよりも優れているのは、「ポイント2重取り」が可能なところです。
- 電子マネーWAONにオートチャージした時 → 0.5%付与
- WAONで支払った時 → 0.5%付与
他のイオンカードは、②WAONで支払った時にしかWAONポイントが付与されません。
ただ、この0.5%のWAONポイントのために、毎月、イオン銀行の口座にお金を振り替える作業をするのって大変です。
イオンで毎月30,000円買い物をするためにWAONをオートチャージするにしても、150ポイント(=150円)しかゲットできません。
150円分のポイントのために、毎月のお金の振り替え作業をするのは効率的ではないですよね。
イオンSuicaカードはWAONが使えないのがデメリット
イオンSuicaカードは、クレジットカードとSuicaが一体となったカードです。
このイオンSuicaカードは、イオンが発行する電子マネーであるWAONの機能が付いていません。
イオンでのお買い物をおトクにするためにイオンカードを作るのが目的の方がほとんどだと思うので、WAON機能が付いていないイオンSuicaカードを選ぶ理由はないと思います。
また、クレジットカードの有効期限が切れたらSuicaも使えなくなるのが不便ですね。
SuicaはSuica専用カードで使うのが良いと思います。
ミッキーやトイ・ストーリーのデザインカードについて
イオンカード(WAON一体型/ミッキーマウス・トイ・ストーリーデザイン)は、イオンカード(WAON一体型/通常デザイン)のキャラクターデザインです。
イオンカード(WAON一体型)と機能はほぼ同じで、クレジットカードに加えて電子マネーのWAONの2つの機能があるイオンカードです。
イオンカード(WAON一体型)と同様に、イオン系列での特典を受けつつ、引き落とし銀行口座をイオン銀行ではない自分のメインバンクにすることができます。
デメリットは、カードブランドがJCBしか選べず、VISAやMASTER CARDは選べないところです。
JCBが使えないお店もあり、不便を感じるシーンもあるかもしれません。
JCBカードを使うことができないお店の例です。
- スシロー
- ブロンコビリー
- コストコ
- 個人店でも使えないお店があります。
「イオンカードはイオンで買い物をするときにしか使わない。」という方なら、イオンカード(WAON一体型/ミッキーマウス、トイ・ストーリーデザイン)もありだと思います。
注意が必要なのは、同じミッキーマウス、トイ・ストーリーデザインでもイオンカードセレクトを選ばないようにすることです。
イオンカードセレクトにもミッキーマウス、トイ・ストーリーデザインがありますが、引き落とし銀行口座がイオン銀行になってしまい、とても不便です。
申し込み上の注意点
イオンカードは、一部の店舗では店頭でも申し込みができます。
ただ、店頭での受付窓口がないイオンの方が多いですし、WEB申し込みの方がカンタンです。
以下のサイトから申し込めば1週間くらいで自宅に届きます。
注意しなければならないのは、「引落口座がイオン銀行のカード」というグループのカードを選ばないこと。
繰り返しになりますが、「引落口座がイオン銀行のカード」というのはイオンカードセレクトを意味し、自分のメインバンクから引き落としされないので不便です。
イオンとしてはイオン銀行の口座数を増やしたいので、イオンカードセレクトに誘導するようなサイト設計になっていますが、イオンカード(WAON一体型/通常デザイン)を選ぶようにしましょう。
近くにイオンがあって、イオンで日常的に買い物をするのであれば、イオンカードで支払うだけでおトクになります。
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