この記事は「J:COMを使っていて、ドコモ光を併用したいけど、どういう手続きをすればいいの？」「2つの回線を同時使用ってできるの？」という人に向けて書きました。
実際に私もそうでした。
「ケーブルテレビでしか見れない番組があるからJ:COMは続けたいけど、ネットが遅いから光回線を追加したい。」っていうパターンです。
もちろん、J:COMとドコモ光は併用できます。（別回線なので）
ただ、家にJ:COMの回線がある状態でドコモ光を追加するとなると、「J:COMに事前連絡しておくべきか？」「ドコモ光が開通した後に、J:COMのネット回線部分だけを解約するのか？」など、考えておくべきことがたくさんあります。
ということで、J:COMを継続しつつ、ドコモ光を併用するための手順や注意点を世界でいちばん分かりやすく解説しました。
「ドコモ光の開通後、J:COMをどこまで残すか？」について
ドコモ光はJ:COMとは違う光ファイバー回線を家に引き込むネット回線です。
家の構造的に新しい回線を引き込むことができないという場合を除いて、ドコモ光を追加で契約することができます。
問題は、「ドコモ光の開通後、J:COMをどこまで残すか？」ということです。
ジェイコムは、ネットだけではなく、テレビや電話、電気、ガスをまとめて契約している人が多いサービスです。
一方、ドコモ光はネット回線が基本となり、それに光電話やひかりTVといったオプションを付けることができるサービスです。
どのサービスをJ:COMにして、どのサービスをドコモにするのかが悩ましいところ。
ただ、J:COMは『スマートお得プラン』に代表されるように、いくつかのサービスをまとめて契約するとお得になる、というのが特徴です。
J:COMでないと見れないテレビ番組もあるので、いったん、J:COMはそのままにしておきつつ、ドコモ光を開通させるのがおすすめです。
そのうえで、ドコモ光の回線速度が速くてJ:COMのネット回線部分だけが不要になったら、J:COMのネット部分だけ解約しましょう。
ただ、J:COMをパック契約していて、ネット部分だけ解約しても料金が下がらないこともあるので、その場合はJ:COMをそのままにしておくのがよいでしょう。
ドコモ光の契約前に理解しておきたいこと
ドコモ光に申し込むにあたって、事前に理解しておくべきなのは次の2つです。
- 回線速度の速いプロバイダを選ぶ。
- できれば家族のドコモケータイ利用者を増やす。
この2点を押さえたうえでドコモ光を契約すると、快適かつおトクにドコモ光を使うことができます。
①回線速度の速いプロバイダを選ぶ。
実は、ドコモ光は選ぶプロバイダによって実測値が変わります。
プロバイダごとに利用者数や設備のスペックが異なるためです。
ドコモ光のプロバイダの中でも速度が速いのが『GMOとくとくBB』です。
利用者数に比べて設備が強く、回線速度が速いです。
GMOとくとくBBは、こちら
のページで地域別の実測値を公開しています。
全国平均で下り300Mbps以上の速度が出ています。
ドコモ光に申し込む前に自分の住んでいる地域の回線速度を調べてみましょう。
ちなみに、30Mbpsもあれば4K動画やオンラインゲームも余裕です。
J:COMに加えてドコモ光を契約する最大の目的が「速いネットを使うこと」だと思うので、いちばん速いプロバイダを選ぶようにしましょう。
ドコモ光で選べるプロバイダ24社をこちらの記事で徹底比較しているので、気になる方はチェックしてみてください。
②できればファミリー割引グループを増やしておく。
この記事を読んでいる人のほとんどがドコモケータイのユーザーでしょう。
ドコモ光を契約するにあたっては、できれば、『ファミリー割引』グループに入れる家族を増やしておきましょう。
ファミリー割引グループに入った家族のドコモケータイに『ドコモ光セット割』が適用され、下記のとおり割引になるからです。
| スマホの料金プラン | 容量 | 割引額 |
|---|---|---|
| ギガホ | 30GBまで | 1,000円 |
| ギガライト | ～7GB | 1,000円 |
| ～5GB | 1,000円 | |
| ～3GB | 500円 | |
| ～1GB | なし |
『ドコモ光セット割』が適用になるファミリー割引グループは三親等までの家族が適用範囲で、離れて暮らしていてもOKです。
最大で20回線までファミリー割引グループに入れることができます。
家族や親戚にドコモケータイのユーザーがいれば、ファミリー割引グループに入れておきましょう！
ドコモ光の月額料金は戸建てが5,200円、マンションだと4,000円です。
つまり、家族内で4～5人のドコモケータイ利用者がいれば、ドコモ光を実質無料で使えるということです。
『ドコモ光セット割』の適用条件や割引金額はこちらの記事に詳しくまとめているので、参考にしてください。
ドコモ光の開通までの流れ
J:COMを継続しつつ、ドコモ光を契約する流れは次の6ステップです。
といっても、J:COMとドコモ光は別回線になるので、基本的にはドコモ光のみを新規契約する時と同じ流れになります。
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STEP1ドコモ光の提供エリアか確認まずは提供エリアか確認しましょう。
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STEP2ドコモ光に申し込む
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STEP3回線工事日を調整するドコモ光に電話して、立ち会いができる日を工事日として調整します。
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STEP4Wi-Fiルーターの無料レンタルを申し込むGMOとくとくBBからWi-Fiルーターのレンタル申し込みの案内が届くので、申し込む。
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STEP5ドコモ光の回線工事いよいよドコモ光が開通。原則的に立ち会い工事。
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STEP6キャッシュバック手続き開通して4か月後にGMOとくとくBBから案内メールが到着するので申請。
申し込みから開通まで、だいたい2週間～1か月くらいです。
それでは、一つひとつ詳しく見ていきましょう！
ステップ１：ドコモ光の提供エリアか確認
自宅がドコモ光の提供エリアなのかを調べましょう。
ドコモ光の提供エリアは次のNTTフレッツ光のサイトから確認できます。
「なんでドコモ光に申し込むのにNTTフレッツ光の提供エリアを確認するの？」というと、ドコモ光はNTTのフレッツ光の提供エリアと完全に一致するからです。
上記サイトで提供エリアと判断されれば、ドコモ光が使えるということです。
ステップ2：ドコモ光に申し込む
提供エリアであることを確認したら、ドコモ光に申し込みます。
ドコモ光の申し込みは、WEB申し込み→折り返しの電話で内容確認、という流れです。
WEB申し込み
ドコモ光への申込ですが、家電量販店やドコモショップではなく、こちら
のGMOとくとくBBのネット窓口から申し込みをしましょう。
GMOとくとくBBから申し込むと“最大20,000円キャッシュバック”と”Wi-Fiルーター無料レンタル”が付いてきて、圧倒的におトクです。
しかも今なら回線工事費が無料です。
申し込み手順は簡単です。
画面右上の「お申込み」ボタンから申し込み画面に進み、氏名・電話番号・住所などを画面の案内にしたがって入力していくだけです。
ドコモ光の申し込みはWEBだけでは完結せず、担当者からの折り返しの意思確認の電話が必要です。
折り返しの電話を希望する日時を選択しましょう。
ちなみに、「ご連絡希望電話番号」にドコモの電話番号を入力すると、自動的にスマホとのセット割が適用されます。
折り返しの電話で内容を確認。
上記のサイトから申し込むと、希望した日時に意思確認の電話がかかってきます。
ドコモ光の申し込みはWEBでは完結せず、申し込み意思確認の電話をもって申し込みが完了します。
電話での確認内容は下記のとおりです。
【電話での確認内容】
- 契約者の氏名や住所の再確認
- 開通までの流れの説明
- 回線工事の日程調整の仕方
- ドコモ携帯の契約の有無
- 携帯とのセット割引の案内
- Wi-Fiルーターの無料レンタルの希望有無
- キャッシュバック特典の説明 など
ちなみに、上記の電話が終わったら、別のスタッフからもう一度電話がかかってきて、重要事項についての説明がきちんとされているか確認されます。
続いて、回線工事の日程調整です。
ステップ3：回線工事日を調整する
ドコモ光の回線工事日は、下記のサービスセンターに電話して自分で調整します。
ドコモ光 サービスセンター
0120-766-156（通話料無料）
[受付時間：9:00～21:00 365日受付]
※ドコモのケータイからなら”15715″でもかかります。
自分で電話をして工事日を調整しないと、申し込みがキャンセルになってしまいます。
必ず電話しましょう。
ドコモ光の回線工事は立ち会いが必要なので、自分が立ち会いできる日程をあらかじめ把握しておくとスムーズに調整できます。
ちなみに、この回線工事日の調整の際に、「J:COMの回線を家に残したままにしておきたいです。」とオペレーターに言っておけば、工事業者に伝えておいてくれます。
工事日程はだいたい2週間後～1か月後の日程から選ぶことができます。
ただし、引っ越しシーズン（3月～4月）だと工事業者の日程の空きがなく、2か月後くらいになることもあります。
回線工事日は土日祝日でも指定できますが、3,000円の手数料がかかります。
回線工事の時間は建物の構造によりますが、30分～2時間くらいです。
回線工事日の調整が終わると、『ドコモ光工事案内』というショートメッセージが届き、回線工事日が確定します。
「ドコモ光工事案内」のメッセージ。
ドコモ光のサービスセンターに電話して回線工事日の調整をしないと、下記のような「早く工事日の手続きをしてください。」というショートメッセージが届きます。
工事日の調整が遅れるほど開通日は遅くなるので早めに連絡しちゃいましょう！
ステップ４：Wi-Fiルーター無料レンタルの申し込み
次にやることはWi-Fiルーターの無料レンタル申し込みです。
GMOとくとくBBから申し込むメリットの一つがWi-Fiルーターの無料レンタル。
これで自宅にWi-Fi環境が作れるので必ず申し込みましょう！
開通日の調整が終わったら、スマホに「Wi-Fiルーターの申込みはこちら」というリンクが付いたショートメッセージ（SMS）が届きます。
ログインして手続きを進めればWi-Fiルーターが届きます。
時期によっても違いますが、3～4種類くらいのルーターから選ぶことができます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
ドコモ光の利用開始日の数日前Wi-Fiルーターが届きます。
GMOとくとくBBから届くWi-Fiルーター（写真はNECのもの）
ステップ５：ドコモ光の開通工事（利用開始）
そして、いよいよ回線工事。
光回線はJ:COMとは異なる回線（光ファイバーケーブル）を電柱から引っ張ってくることになります。
工事日の当日に作業担当者が来て、ドコモ光の開通工事をしてくれます。
作業担当者に、「J:COMを使っています。J:COMとドコモ光は当面は一緒に使う予定です。」と伝えておきましょう。
建物の構造を踏まえたうえで、回線工事をしてくれます。
ドコモ光の開通工事の様子。
回線工事が終わると、光コンセントが設置されます。
光コンセントの設置が終わったら、ドコモ光の端末を接続して開通です。
このステップが完了すると自宅でドコモ光が使えるようになります。
ステップ６：キャッシュバックの申請手続き
ドコモ光が開通してから4ヶ月後に、新規で作成される基本メールアドレスにキャッシュバックの申請手続きの案内が届きます。
自分がいつも使っているメールアドレスではなく、GMOから発行されたメールアドレスに届く、という点に注意が必要です。
そのメールの案内にしたがって、キャッシュバック特典の振込み先の銀行口座を指定すればOKです。
キャッシュバックは振込先を登録した翌月の末日に、銀行口座に振り込まれます。
J:COMとドコモ光を併用する際の注意点
ここからは、J:COMを使いつつ、ドコモ光と契約する注意点をお伝えします。
- ドコモケータイなしではドコモ光は契約できない。
- J:COMに事前連絡は特にいらない。
- 安易にJ:COMを解約しない。
一つひとつ詳しく説明します。
①ドコモケータイなしではドコモ光は契約できない。
ドコモ光はドコモケータイのユーザーでないと申し込みができません。
申込時に連絡先電話番号を登録する際にはドコモケータイの番号を入力する必要があります。
もし他社のスマホを使っている状態なのであれば、先にドコモケータイに乗り換えてから申し込みましょう。
②J:COMに事前連絡は特にいらない。
「ドコモ光も追加契約することについて、J:COMに事前に連絡しておいた方がいいのかな…」と心配になる方もいますが、特に事前に連絡する必要はありません。
J:COMとドコモ光は物理的に別回線ですし、電波ではないので干渉することもありません。
③安易にJ:COMを解約しない。
J:COMの素晴らしいところは、ケーブルテレビだけでなく、ネット回線や電話、電気など多くのサービスをパックで提供してくれていることです。
逆に、「J:COMのどのサービスを契約しているのか分からない…」となってしまうのが欠点でもあります。
ドコモ光のネット回線が開通したからと言って、J:COMのネット回線部分を安易に解約するのはやめましょう。
色々なサービスがパックになっているからこそ、トータルでJ:COMの月額料金が安くなっていることがあります。
J:COMのネット回線部分が不要になったのであれば、その旨をJ:COMに伝えて、「ネット回線部分だけを解約すると月額料金は安くなるのか？」を確認してから手続きをしましょう。
まとめ
これで、「J:COMを使いつつ、ドコモ光を追加で契約する」ために必要な情報はすべてです。
最後に、この記事のポイントをお伝えします。
- J:COMとドコモ光は別回線なので、併用できる。手続きは普通に新規申込すればOK。
- J:COMでないと見れないテレビ番組もあるので、いったん、J:COMはそのままにしておきつつ、ドコモ光を開通させるのがおすすめ。
- プロバイダはGMOとくとくBB
が回線速度が速いのでおすすめ。 - できれば家族のドコモケータイ利用者を増やしておく。セット割引の効果が上がる。
ドコモ光はJ:COMと違い、『ネット専用の光ファイバー回線』を家に引き込むので、回線速度はJ:COMとは別次元です。
ドコモケータイとのセット割引もあるので、ネット回線の遅さに悩んでいるのであれば、現時点でいちばんの解決策がドコモ光です。
（家庭用ネット回線としては光回線が最速です。）
