「ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えたいんですけど、どういう手順で乗り換えたらいいですか?」という質問をいただきました。
2019年7月から事業者変更という制度が始まったので、回線工事もなく、回線工事費もかからず、不通期間(ネットがつながらない期間)もなく、ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えることができるようになりました。
この記事で紹介する方法で乗り換えれば、ドコモ光の解約にかかる違約金等もなしで乗り換えることができます。
乗り換えにかかるお金は、ソフトバンク光に支払う事務手数料3,000円だけです。
この3,000円でさえ、この記事の中で方法で乗り換えれば15,000円のキャッシュバックがもらえるので取り返すことができます。
この記事の中ではおうち割の申請方法についてもお伝えします。
ドコモ光からソフトバンク光への乗り換え手順
ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えるためにベストな手順は、次の7ステップです。
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STEP1事業者変更承諾番号を取得するドコモの窓口に電話し、事業者変更承諾番号を取得します。いま使っているプロバイダのメアドを残したい場合、その旨を申告します。
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STEP2ソフトバンク光に事業者変更を申し込むソフトバンクに直接連絡せず、ネット代理店に事業者変更を申し込むのがポイント。
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STEP3ソフトバンクから「ご利用開始のご案内」のメールが届くソフトバンク光の開通予定日などを知らせてくれるメールが届きます。
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STEP4ソフトバンクから端末が到着するので、機器を交換する(利用開始)ソフトバンクから端末が届くので、ドコモ光の端末を外し、ソフトバンク光の端末を接続します。
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STEP5ドコモ光の端末を返却ドコモ光からレンタルしている機器があれば返却します。
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STEP6ドコモ光の違約金などを支払うドコモ光の解約にかかる違約金などを支払います。(最終利用月の月額料金と併せて請求される。)
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STEP7ソフトバンクのキャッシュバック手続きドコモ光の違約金や工事費の残債をソフトバンクに負担してもらうための手続きを行う。
おおよその目安ですが、STEP1でドコモ光から事業者変更承諾番号を発行してもらってから最短8日で乗り換えることができます。
上記の手順の中でも、特に注意すべきポイントは次の3つです。
- ドコモ光のメアドは使えなくなる。
- ドコモのスマホのユーザーは、ドコモ光セット割は適用されなくなる。
→代わりにソフトバンク/ワイモバイルとのセット割が適用できます。 - 事業者変更では月額料金が日割り計算されず、まるまる1ヵ月分が請求されてしまうので、月末の切り替えがおすすめ。
- ドコモ光の解約時に違約金等の証明書を発行してもらう。
→ドコモ光の解約にかかる違約金などをソフトバンクに負担してもらえるようになる。
上記の注意点も含めて、詳しく手順をお伝えしていきます。
ステップ1:事業者変更承諾番号を取得する
まず最初に、ドコモ光に事業者変更の手続きをする旨を電話で連絡します。
【ドコモ光 事業者変更窓口】
0120-800-000 (通話料無料)※携帯電話/PHS OK
9:00~20:00 365日受付
氏名や住所などの情報があれば本人確認してくれます。
「ソフトバンク光に事業者変更をするので事業者変更承諾番号を発行してください。」と伝えればOKです。
オペレーターから「ドコモ光を解約すると違約金、工事費の残債が発生します。」と言われますが、気にしなくて大丈夫です。
ステップ7で説明しますが、ソフトバンク光のあんしん乗り換えキャンペーンでドコモ光の違約金など、解約にかかるすべてのお金をソフトバンクが負担してくれます。
ソフトバンクへのキャッシュバック申請の際に証明書が必要になるので、このタイミング「解約にあたってかかるお金について証明できる書面を発行してください。」とお願いしておくと、後々の手続きが楽になります。
ドコモ光から発行された事業者変更承諾番号の有効期間は発効日を含めて15日間です。
発行してもらったらすぐにソフトバンク光に事業者変更を申し込みましょう!
乗り換える前に一つだけ注意事項があります。
もし、ドコモ光で使っているプロバイダのメールアドレスを使っている場合、ソフトバンク光に乗り換えると使えなくなります。
ただ、プロバイダによっては月額200円~300円でメールアドレスを残せます。
プロバイダに連絡する際に、メアドだけ残す
「別に使ってないから、メールアドレスはなくなっても大丈夫。」ということであれば問題ありません。
ステップ2:ソフトバンク光に事業者変更を申し込む
続いて、ソフトバンク光に事業者変更を申し込みます。
ソフトバンク光への申込ですが、家電量販店やソフトバンクショップではなく、次のネット窓口から申し込みをしましょう。
事業者変更の場合、15,000円のキャッシュバックが無条件でもらえるのでいちばんおトクです。
(新規開通の33,000円キャッシュバックより少なくなってしまいますが、仕方ありません。)
申し込む際には、申込区分を事業者変更にして、ドコモ光から発行してもらった事業者変更承諾番号を入力しましょう。
上記のサイトから申し込むと申し込みの意思確認の電話がかかってきます。
その際に次の2点を担当者に伝えましょう。
- ドコモ光からの事業者変更であること
- 月末での切り替えをしたいこと
※事業者変更では月額料金が日割り計算されず、まるまる1ヵ月分が請求されてしまうため
これでスムーズにソフトバンク光への切り替えができます。
ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを使っている場合、スマホとのセット割引を適用できます。
こちらの申込画面の途中に利用中の携帯電話会社を選択する欄と、携帯とのセット割を希望する欄があるので、ソフトバンクまたはワイモバイルを使っていれば、必ずチェックしておきましょう。
ステップ3:「ご利用開始のご案内」のメールが届く
ソフトバンク光に事業者変更の申し込みをしてから3日後くらいに「SoftBank 光 ご利用開始のご案内」がスマホのショートメッセージまたは郵送で届きます。
このメールに、ソフトバンク光の利用が開始できる日程が記載されています。
ドコモ光からソフトバンク光への事業者変更の場合、立ち会い工事は不要です。
NTT基地局の中での作業だけになります。
ステップ4:ソフトバンクから端末が到着するので、機器を交換する(利用開始)
ソフトバンク光の利用開始日の数日前にソフトバンク光から通信端末が届きます。
「SoftBank 光 ご利用開始のご案内」に記載されているソフトバンク光の利用開始日に、ドコモ光の端末を外し、ソフトバンク光の端末に接続しなおせば乗り換え完了です。
このステップが完了すると自宅でソフトバンク光が使えるようになります。
ステップ5:ドコモ光の端末を返却
ソフトバンク光の端末を接続してインターネットにつながったら、ドコモ光の端末(ONU、スプリッタなど)は不要です。
ステップ1の事業者変更の際の案内に従い、ドコモ光に端末を返却しましょう。
ステップ6:ドコモ光の違約金を支払う
ドコモ光は2年縛りの自動更新契約です。
ステップ1で事業者変更承諾番号を取得するためにドコモ光に電話した際に案内されますが、違約金が発生します。
最終利用月の月額料金と一緒に請求されますので、これは支払うしかありません。
ただ、次のステップで紹介するキャッシュバック手続きで取り返すことができます。
ステップ7:ソフトバンク光のキャッシュバック手続き
最後に、ソフトバンク光にキャッシュバックの申請手続きをします。
申請するのは、ソフトバンク光はの乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーンです。
要は、「ドコモ光の解約にかかったお金」をソフトバンクが全部負担しますよ、というキャンペーンです。
このキャンペーンの申請をすることで、実質的に負担なしでドコモ光からソフトバンク光に乗り換えることができます。
ドコモ光は、戸建タイプ13,000円、マンションタイプ8,000円の解約金(違約金)がかかります。
違約金が発生しないのは、2年に一度の更新月とその翌月・翌々月の3ヶ月だけなので、「ドコモ光を解約すると違約金がかかる」と思っておいた方がよいです。
申請方法ですが、ソフトバンク光が開通してから5ヵ月以内に「ドコモ光から発行してもらった解約清算金、工事費の残債の証明となる書類」を専用ウェブページにアップロードすればOKです。
詳しい手続きの方法は、こちらから申し込んだ後にかかってくる意思確認の電話の時に「他社回線からの乗り換えなので、キャッシュバックを受けたいです。」と伝えれば手続きを丁寧に教えてくれます。
ソフトバンク光への乗り換えで知っておきたいこと
ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えるにあたって、ぜひ知っておいていただきたいことは次の3点です。
- ドコモのスマホのユーザーは、ドコモ光セット割は適用されなくなる。
- ソフトバンク/ワイモバイルとのセット割は申請が必要。
- ネット申し込みすべき
では一つずつ詳しく説明していきます。
ドコモのスマホとのセット割は適用されなくなる
ドコモ光を使っていて、ドコモのスマホとのセット割引を適用している場合、ソフトバンク光に乗り換えたタイミングで適用が解除されます。
ソフトバンク光に乗り換えたら、スマホはワイモバイルに乗り換えることをおすすめします。
私もその組み合わせで通信費を安くしています。
ソフトバンク光とワイモバイルの組み合わせについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
スマホのセット割引は申請が必要
ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使っている場合、セット割引「おうち割」が適用できます。
ソフトバンクなら毎月1,000円、ワイモバイルなら500円~1,000円(プランによります)
このおうち割を適用する場合、ソフトバンク光に申し込む時に「ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを使っていること」を申請する必要があります。
申請といっても難しいことはありません。
こちらから申し込む際に、どの会社のスマホを使っているか選択するところがありますので、ソフトバンクかワイモバイルを選択すれば大丈夫です。
ネット申し込みすべき
すでにこの記事の中でも書いていますが、ソフトバンク光への申し込みは家電量販店やソフトバンクショップではなくネット申し込みにしましょう。
開通すれば無条件で15,000円のキャッシュバックがもらえるからです。
もちろん、乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーンによるドコモ光の違約金のキャッシュバックも受け取ることができます。
家電量販店やソフトバンクショップで申し込むメリットは何もありません。
まとめ
これでドコモ光からソフトバンク光に乗り換える手順は完璧です。
最後に、特に重要なポイントだけお伝えします。
- ソフトバンク光に申し込むときには家電量販店やソフトバンクショップではなく、ネットで申し込む。(15,000円のキャッシュバックがもらえます)
- 事業者変更では月額料金が日割り計算されず、まるまる1ヵ月分が請求されてしまうので、月末の切り替えがおすすめ。
- ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホを利用しているのであれば、ソフトバンク光の申し込みの際に申請する。(画面上でスマホ会社を選ぶところがあります。)
- ドコモ光を解約するときに違約金の証明書の発行を依頼する。
- ソフトバンク光が開通したら乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーンを申請する。
事業者変更は、回線工事もなく、回線工事費もかからず、不通期間(ネットがつながらない期間)もありません。
もしソフトバンクやワイモバイルのスマホのユーザーであれば、ちょっとした手間をかけるだけで、トータルの通信費が安くなります。
正直、乗り換えない理由はないので今すぐ乗り換え手続きを進めましょう!